本格的にレクチンフリー食事法を始め、60日間が経過した現時点で私が実感している効果について書いていきたいと思います。
頭痛が改善
子供の頃から偏頭痛もちで、一旦頭痛が始まると、痛み止めを飲まないと必ず悪化し、嘔吐までしてしまうので、不安で常に痛み止めを持ち歩いていました。
悪化するのが恐ろしいので、痛みが始まるとすぐに薬を飲んでしまっていました。痛み止めの多くは小腸を傷つけるNSAIDsなので、まさに悪循環でした。
「食のパラドックス」と出会ってからの過去半年は痛み止めは一切飲んでいません。
特に生理前などに、少し頭が痛いかも、と思うことは何度かありましたが、薬を飲まなくても以前のように悪化することがなくなりました。
ずっと付き合ってきた頭痛がほぼ起こらなくなったことは、私にとって本当に嬉しいことです。
冷え性が改善
一年で一番寒い時期を迎え強く実感している変化ですが、明らかに冷えを感じにくくなりました。
私は冬になると手足がキンキンに冷え、毎年足の指には必ず霜焼けができていました。
この食事法を本格的に始めたのが11月半ばで、現在2月あたまですが、未だに霜焼けができていません!
そして特に朝、体がぽかぽかの状態で目が覚めます。
最近は5時半に起床しているのですが、体が温かいので布団から出るのも楽に感じます。
脇で測る体温は大きく変わっていないのですが、抹消が冷えにくくなりました。
腸内環境が整ったことで、代謝が上がり、自律神経が整ったことが冷え性の改善につながったのかなと思っています。
また「食のパラドックス」に書かれていた、ビタミンB群のサプリメントを飲み始めたことも効果的であったようです。
アレルギーが改善
高校生の頃からフルーツを食べると鼻の奥が痒くなったり、口が腫れたりとアレルギー反応が出るようになりました。
今思うとすぐにやめるべきでしたが、初めの頃はあまり気にせず食べ続けていました。
しかし、生野菜やナッツなど段々とと反応する食べ物が増えていき、症状も喉まで痒くなるようになったので、そこでやっと危険だと思い、基本的には生の植物を避けるようになりました。
大人になってからは万が一に備えエピペンも処方してもらうようになりました。
大豆や小豆などへは特に敏感で、加工や調理してあってもだめで、もやし、豆乳、豆腐、枝豆、あんこも食べられませんでした。
もちろんアレルギーを治すのは無理だと諦めていました。ガンドリー博士の著書で、ナッツアレルギーを克服した人のサクセスストーリーを読んでも、特別な例であり、まさか自分のアレルギーが改善するなんて思っていませんでした。
でも元々「健康な食生活」には常に興味があり、玄米や雑穀を食べたり、全粒粉のパン作りをしたりしていたので、「食のパラドックス」に書かれていた内容はとても気になりました。
やってみても損はないと思い、とにかく試してみることにしました。本も完読する前から、レクチンを含む「食べてはいけない」食品を避けて生活してみたところ意外にも、一番治すのが難しそうなアレルギーへの改善は割とすぐに感じ始めました。
これに驚き、本格的にプログラムを実践してみることにしたのです。
60日間が経ち、全ての食品が食べられるようになったわけではありませんが、かなり選択肢が広がり本当に嬉しいです。
※アレルギー反応はとても危険なので必ずお医者さんに相談の上、指示に従ってください。
胃の不調がなくなった
負担になるものを食べないので当然ではありますが、常に悩まされていた胃の不快感はすぐになくなりました。
20代の頃は食べたいものを好きなだけ食べても平気だったのですが、30代に入り胃に異変を感じるようになりました。
ある夜、居酒屋で友人と食事をし、布団に入ってから、急に気持ち悪くなり嘔吐してしまったことがありました。
たまたまその日は調子が悪かったのだと思っていたのですが、油っぽいものを食べた後は、ほぼ毎回そのようなことを繰り返すようになってしまったので、徐々に避けるようになっていきました。
また、朝はたいてい胃がもたれた状態で目が覚めるようになりました。まだまだこの先長い間使っていく胃なのに、こんなことでどうしようと思っていました。
ただこれは、食事の仕方によって改善させることはできそうだと思っていたので、レクチンフリーダイエットを始める動機の一つとなりました。
体の固まり、重だるさがなくなった
私の場合、このプログラムで一番分かりやすい変化は、体が固まった感じや重だるさが激減したことでした。
ロルフィング®︎のおかげで、凝りに悩むことはほとんどなくなったのですが、パソコン作業など、長時間同じ姿勢で集中し過ぎると肩と腕が固まり不快感が出ることはよくありました。
レクチンフリーを始めてからは、そのような辛さも顕著に減り、パソコン作業なども苦ではなくなりました。
集中力、行動力がアップした
まず基本的な体調が良くなるので、気分も良く、当然行動しやすくなるというのがあると思いますが、思考も明瞭になったと感じています。
私は掃除が大の苦手だったのですが、それが突然苦ではなくなり、意欲的にせっせと掃除が出来るようになったことは、自分では本当に驚きました。
友人にどうしたのと言われたほどです。(笑)
不安な気持ちが減った
極度の心配性だった私は、不安になるとなかなか気持ちが切り替えられず、日常生活を送る中でもこの気質は弊害になっていました。
以前と比べ、「まあ大丈夫でしょ」と過度に不安にならずやり過ごせたり、すぐに気持ちを切り替えたりできるようになったことは、はっきりと感じられます。
口内環境が改善
30代半ばになり、当然ですが「20代の頃とは違うな〜」と感じることは多くありますが、一番変化を感じていたのが口の中でした。
子供の頃は「なんで大人はあんなに爪楊枝を使うんだ?」と不思議に思っていましたが、今ではすごくよくわかります。(笑)
食べ物が詰まりやすくなったのもありますが、以前はなかった臭いも気になるようになっていました。
60日間以上この食生活を続けたところ、臭いが気にならなくなり、寝起きでも口の中がすっきりです。
数値として変化が見える訳ではないのですが、実感としては確かに感じられます。
食生活が歯周病に大きく影響していることはよく言われていますが、ガンドリー博士はレクチンも歯周病を悪化させる原因だと書いています。