レクチンフリー

【レクチンフリー食事法】バナナは食べてもいいの?

2022年2月11日

バナナは食べてもいい?

レクチンフリーダイエットでバナナは「食べて良い食品」だと理解されていることがあるようです。

私もはじめそう思っていたのですが、スーパーやコンビニなどで一般的に売っているバナナは「食べてはいけない食品」に入ります。

レジスタントスターチとしてプランテインバナナ(プランテン、食用バナナ、調理用バナナなど呼び方は色々)が推奨されているので、一般的なバナナも問題なさそうな気がしてしまいますよね。

熟した黄色いバナナのレクチン

スーパーで見かける生食用の熟した黄色いバナナは、残念ながらレクチンを含んでいます

しかも豆類のように圧力鍋でこのレクチンを無害化することはできません

それどころか、バナナのレクチンは、加熱するとさらに影響が強いものになるそうです。

熟した黄色いバナナの糖分

しかし熟したバナナについて、レクチンよりもさらに問題なのはその糖度だそうです。バナナの糖度は果物の中でも特に高く20%前後で、1本のバナナにはなんと約14グラムもの糖分が含まれています。ほぼ大さじ一杯分ですね!

ガンドリー博士は、フルーツの自然な果糖であっても蜂蜜であっても、それは糖であり避けるべきだといつも強く言っています。

「フルーツを食べるなら、季節のものだけを控えめに。蜂蜜を食べる場合は、生はちみつかマヌカハニーを、小さじ1杯程度までにすること。」と話していました。

未熟の青いバナナ

「食べて良い食品」リストには「プランテインバナナ」と書かれていますが、プランテインバナナであっても、熟して甘くなったものはやはり避けるべきであるようです。

要するに、まだ熟れていないものを指しており、青いバナナの他にも、青いマンゴー、パパイヤは糖分が少なく、また腸が喜ぶレジスタントスターチが豊富に含んでいるということです。

レジスタントスターチは摂取することで、善玉菌が増え、消化や栄養の吸収が良くなるだけでなく、腸の粘膜が分厚なるので、レクチンが入り込みにくくなるという素晴らしいメリットがあります。

日本語では「難消化性でん粉」と呼ばれており、より身近な食べ物ではサツマイモ、かぶ、こんにゃく、あわ、きびなどに多く含まれています。

グリーンバナナのパンケーキ

プランテインバナナは普通のスーパーなどでは見かけることはほとんどなく、手に入れるのは少し難しいかもしれませんが、アイハーブにグリーンバナナ粉が売っていたのでご紹介します。

パンケーキを作ってみたところ、見た目は良いとは言えませんが、香ばしい風味がして本当に美味しかったです!

一般的な小麦粉のパンケーキとは全くの別物ではありますが、個人的にはそれに負けないくらい好きなお味でした。(独特なので苦手な人もいるかな、とも思います。)

まとめ

このプラントパダドックスプログラムにおいては、熟した黄色いバナナは「食べてはいけない」食品です。

  • 熟したバナナはレクチンを含む
  • バナナのレクチンは圧力鍋でも無害化できない
  • 熱するとさらにレクチンの影響力が増す
  • 熟したバナナは糖分がとても多い
  • 熟す前の青いバナナは糖分が少なくレジスタントスターチであるため食べるべき

でも、バナナには食物繊維やミネラルなど体に良い栄養素が含まれているじゃないか!
はちみつだって殺菌効果もあれば免疫力アップもできるじゃないか!と思ってしまいますよね。

玄米や雑穀、お豆腐など「食べてはいけない食品」の多くに言えることだと思いますが、それぞれ体に大切な栄養素やメリットは多くあるけれど、デメリットがそれを上回る危険性が十分にあるよ、ということですね。

発酵や圧力調理でレクチンを無害化する、野菜や果物であれば地元で採れた旬のものを、魚介類であれば天然のものを、お肉や卵であれば安全な飼料を使っているものを食べる、量を調整する、またプランテインバナナのように、安全な状態のものを選ぶなど、できる限り害となるものを避け、有益な栄養素を取り入れていければ理想的ですね。

さまざまな観点があり、人それぞれ体質も違うため、レクチンフリー食事法のみが誰にとっても常に正しいということではないと思います。

しかし、この食事法で体調が大きく改善したという人はたくさんおり、私自身もその効果を本当に色々な面で実感しています。特に体調が優れないという方は、一度試してみる価値は大いにあると思います。

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